
メイクのベースとなるファンデーション。なんとなく毎日顔に塗っているけれど、使い方は合っているのかな?もっときれいに仕上げるコツはないの?と疑問に思ったことはありませんか?ファンデーションにはいくつもの種類があり、肌質によって合うものや合わないものがあり、どのように仕上げたいかによって塗り方も変わってきます。
肌質に合わせたファンデーションの塗り方のコツや、きれいに仕上げるための塗り方についてまとめてみましたので、ベースメイクで悩んだ時の参考にしてください。
目次
1、ファンデーションの種類は大きく分けて5種類
2、種類別ファンデーションの塗り方
パウダーファンデの塗り方
リキッドファンデの塗り方
クリームファンデの塗り方
クッションファンデの塗り方
ミネラルファンデの塗り方
3、肌質別ファンデーションの塗り方のコツ
乾燥肌の人のファンデーションの塗り方のコツ
敏感肌の人のファンデーションの塗り方のコツ
混合肌の人のファンデーションの塗り方のコツ
1、ファンデーションの種類は大きく分けて5種類
まずは、ファンデーションの種類について簡単にご説明していきます。今使っているファンデーションの種類がどれに当てはまるか、確認してみましょう。
パウダーファンデ
パウダーファンデーションは、粉状のファンデーションを固めてコンパクトなどに納めてあるもので、特にメジャーな種類です。パフやスポンジがセットになっているものが多く、持ち運びが便利で化粧直ししやすいという利点があります。水分を含まないので保存料などの添加物が少なめで、軽い使用感でリキッドやクリームと比較するとサラっとした仕上がりになります。
リキッドファンデ
リキッドファンデーションは液状の水分と油分を混ぜ合わせたファンデーションで、伸びが良いので化粧下地や日焼け止めの効果を兼ねるものも多く、サッと短時間で仕上げることができます。水分や油分が多いので保湿力が高く、しっとりしたツヤのある仕上がりになります。最後にフェイスパウダーを乗せることで、サラッとした仕上がりになり化粧崩れもしにくくなります。
クリームファンデ
クリームファンデーションもリキッドファンデーションと同じく水分と油分を混ぜ合わせた液状ですが、リキッドファンデーションよりも硬めのテクスチャーでのファンデーションです。カバー力も保湿力も高くしっかりメイクには最適ですが、その分、濃厚な使用感で、厚塗りしてしまうと、べたつきやすく崩れの原因になってしまうので、注意が必要です。
クッションファンデ
クッションファンデーションは、リキッドファンデーションをスポンジに染み込ませて、コンパクトのケースに納めてあるもので、セットしてあるパフなどを使って塗っていきます。ボトルやチューブ式のリキッドファンデーションのように、たくさん出し過ぎたり手が汚れたりすることもなく、簡単に薄付きでツヤ感のあるベースメイクができます。
パフがセットになっているので持ち運びしやすく、ちょっとした化粧直しもしやすいので、パウダーファンデーションの手軽さとリキッドファンデーションの潤い&ツヤをいいとこ取りしたアイテムです。
▼クッションファンデについて詳しく知りたい人はこちらもご覧ください
https://foundation-catalog.jp/cushion-faundation2017/
ミネラルファンデ
ミネラルファンデーションは、鉱石とよばれるミネラルパウダーをつかったファンデーションで、美容医療後の肌に使えるファンデとして作られました。
ミネラルパウダーや植物成分をメインに作っているブランドが多く、クレンジングの不要なものもあります。肌が敏感な方やナチュラルなものを好まれる方、時短メイクをしたい方などに好まれているアイテムです。
パウダータイプやリキッドタイプなど複数の種類があり、使い心地や仕上がりなどから好みのタイプを選べます。
▼ミネラルファンデについて詳しく知りたい人はこちらもご覧ください
https://foundation-catalog.jp/mineral-foundation-97/
2、種類別ファンデーションの塗り方
ファンデーションは、種類によって塗り方が異なり、少しコツがいるものもあります。ここでは、ファンデーションのタイプごとの基本的な使い方をご紹介しますので、詳しく知りたい方は、それぞれ個別の記事もご覧くださいね。
パウダーファンデの塗り方
化粧下地やスキンケアでしっかり整え厚塗りNG
パウダーファンデーションは水分がないので、しっかり肌に密着させるためには化粧下地が欠かせません。乾燥しないようにスキンケアもしっかり行って、肌を保湿してからメイクしましょう。ただし、厚塗りしてしまうとムラになったり崩れの原因になります。パウダーファンデーションを塗る前にベトつきすぎていないか両手で顔を覆い、スキンケアや化粧下地を肌になじませましょう。それでもベトつきが残る場合は、ティッシュでかるく抑えましょう。
スポンジやパフを駆使してムラなく塗る
パウダーファンデーションには、基本的にパフやスポンジがセットになっているので、少しずつ取って顔の中心から外側に向けて塗っていきます。小鼻や目の周りなどの細かい部分もパフの角を使ってムラなく塗りましょう。フェイスラインや細かい部分を塗る場合は、新たにファンデーションを取ることなく、スポンジに残っているものを伸ばしていけば十分です。スポンジやパフ以外にも、ブラシを使って均一に仕上げることもできます。
▼パウダーファンデーションの使い方について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
パウダーファンデーションが人気の訳とは?使い方から人気商品まで徹底解剖!
リキッドファンデの塗り方
手で塗る場合は体温を利用してなじませる
リキッドファンデーションは、指に取ってそのまま塗れるのがお手軽です。手は汚れますが、道具やテクニックを必要としないので、忙しい朝でも短時間で仕上げることができます。指に乗せたファンデーションをおでこ、あご、両頬に置いて軽く叩くようになじませていきます。小鼻の周りや目、口の周りも指先で伸ばしていき、最後に両手で包み込むようにして体温を利用してなじませます。
パフやスポンジを使えばムラなく均一に塗りやすい
パフやスポンジを使う場合は、頬の広い面からパッティングするようになじませていき、細かい部分もパフを利用してムラなく伸ばしていきます。着け過ぎてしまった時でも、パフやスポンジで余分なファンデを取り除くことができ、薄く均一に伸ばすことができます。
▼リキッドファンデーションの使い方について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
リキッドファンデは乾燥知らず!ツヤ肌になれる塗り方と人気ランキングTOP5
クリームファンデの塗り方
厚塗りにならないように注意!
クリームファンデーションは、リキッドファンデのようにチューブやボトルにはいった液体状のものと、パウダーファンデのようにコンパクトに納まっている半固形状のもの(エマルジョンタイプ)があります。液体状のものは、リキッドタイプのように指やパフに取って、優しくパッティングするようになじませていきます。ただ、少し硬めのテクスチャーなので、一度にとりすぎず、少量ずつ薄くのばし、カバーしたいところだけ重ねていくようにしましょう。
エマルジョンタイプは薄付きで塗りやすい
パウダータイプのようにコンパクトに入っているクリームファンデ(エマルジョンファンデ)は、セットになっているパフやスポンジに少しずつ取って塗っていきます。液状のものよりさらに硬いので、適量を取りやすく薄く塗りやすくなっています。
▼クリームファンデーションの使い方について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
夏のツヤ肌にピッタリ!クリームファンデの特徴と使い方を徹底解説
クッションファンデの塗り方
パウダータイプとリキッドタイプのいいとこどり
クッションファンデは、パウダータイプの手軽さとリキッドタイプの伸びの良さを兼ね備えた便利なアイテムです。リキッドタイプは量の調節が難しいという人でも、少しずつ取って塗ることができるクッションファンデなら、厚塗りになってしまう失敗もありません。
専用のパフで肌に入れ込むようになじませる
クッションファンデには、専用のパフがセットになっているので、コンパクトに入っているスポンジに染み込ませた液状のファンデーションを少しずつ取って塗っていきます。
塗り方は、顔の中心から外側に向かってすべらせるようになじませるか、軽くパッティングするようにポンポンと乗せていきます。小鼻周りや目の周りなど、細かい部分もパフを折り曲げてムラなく塗ることができます。
▼クッションファンデーションの使い方について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【写真で解説!】プロが教える時短で簡単クッションファンデの使い方
ミネラルファンデの塗り方
ミネラルファンデには複数の種類がある
ミネラルファンデーションは、ミネラルパウダ-100%のものや、ミネラルパウダーに植物美容成分を配合しているものなど、形状はさまざまです。主流のパウダータイプの使い方は
①フェイスラインや崩れやすいTゾーンは薄めに塗る。
②毛穴やクマが気になる場合は重ね着けすることでカバーしながらも自然な仕上げりに
③内側から外へ向かって、ブラシをくるくる回しながら付けていきます。
石けんオフできるミネラルコスメでフルメイクすれば美肌への近道&時短メイクが叶う
ミネラルファンデはポリマーやシリコーンといった肌に膜を覆う成分が入っていないものが多く、その場合、クレンジングも使わずに石けんでメイクオフできるという大きなメリットがあります。ゆらいでいる時にもミネラルファンデを使う場合には、化粧下地からリップ、アイメイクなども同じメーカーや、石けんでメイクオフできるブランドのもので揃えることで、メイクをすべて石けんで落とすことができ、お肌への負担は軽くなり時短にもなります。
▼ミネラルファンデーションの使い方について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
写真付きで徹底紹介!ミネラルファンデーションの使い方のコツとオススメ商品
3、肌質別ファンデーションの塗り方のコツ
ファンデーションにはいろいろなタイプのものがありますが、どれを選んだらいいか迷ってしまう人もいらっしゃるでしょう。ファンデーションは、使い方や仕上がりから好みのものを選ぶこともできますが、一番いいのは自分の肌質に適したものを選ぶことです。
乾燥肌や敏感肌、混合肌などの肌タイプ別に適したファンデーションの種類や塗り方のコツをご説明します。
乾燥肌の人のファンデーションの塗り方のコツ
乾燥肌の人に向いているファンデーションの種類
乾燥肌の人は、リキッドファンデーションやクリームファンデーションなど、油分や水分が多くて保湿力が高いものがおすすめです。
また、乾燥肌の人は敏感肌の傾向が高いので、刺激の少ないミネラルファンデーションも向いています。
きれいに仕上げるためのコツ
乾燥肌の人は、肌の保護機能が衰えていて、ちょっとした刺激にも弱くなっている状態なので、ファンデーションを塗る時にもなるべく摩擦や刺激を与えないようにしましょう。
また、乾燥した状態でファンデーションを塗ってもなめらかに仕上がらないので、メイクの前のスキンケアでしっかり保湿をし、化粧下地を塗ってファンデーションがなじみやすくなるようにしましょう。
▼乾燥肌のメイク法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
乾燥肌さん必見!安心して使えるファンデーションの選び方と使い方を伝授
敏感肌の人のファンデーションの塗り方のコツ
敏感肌の人に向いているファンデーションの種類
とにかく刺激が少なくて肌への負担がかからないような、化学成分の少ないミネラルファンデーションを選ぶといいでしょう。石けんでオフできるミネラルファンデーションなら、メイク落としによる刺激も軽減できます。軽い付け心地のクッションファンデーションもおすすめです。
きれいに仕上げるためのコツ
敏感肌の人は、ブラシで仕上げるだけでも刺激になってしまう危険性があるので、なるべく柔らかいパフやスポンジなどを使用しましょう。肌が荒れている部分をカバーする際には、直接ファンデーションを塗ると凹凸ができてきれいに仕上がらないので、保湿成分や保護効果の高い下地やクリームなどを塗って、表面をなめからにしてから塗るようにしましょう。
▼敏感肌のメイク法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
敏感肌の人におすすめのファンデーションを厳選紹介!
混合肌の人のファンデーションの塗り方のコツ
混合肌の人に向いているファンデーションの種類
混合肌は、「TゾーンはべたつくけどUゾーンはカサつく」といったように、部分によって肌の状態が異なる状態です。全体的には普通だけど一部だけ皮脂や乾燥が気になるという人も多いので、どちらの状態にも適したものを選ばないといけません。たとえば、普通肌+乾燥肌の組み合わせなら、保湿力が高めのリキッドタイプやクリームタイプ、普通肌+オイリー肌という場合には、皮脂を抑えるパウダータイプがおすすめです。
きれいに仕上げるためのコツ
混合肌は部分によって状態が異なるので、Tゾーンが脂っぽいからといってパウダータイプばかり塗っていると、頬やあごが乾燥してかさつくこともあります。そのため、全体的にはリキッドを薄付けしてTゾーンだけパウダーで仕上げるといった、部分的な対応も必要になってきます。逆に、乾燥しやすい部分には念入りに保湿クリームを塗るなど、スキンケアから使い分けして肌の状態を均一に保つようにしましょう。
▼混合肌のメイク法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
検索 混合肌 もう迷わない!混合肌のためのスキンケア&ファンデーション
オイリー肌の人のファンデーションの塗り方のコツ
オイリー肌の人に向いているファンデーションの種類
オイリー肌の人は、サラッとした仕上がりになるようなパウダーファンデーションが向いています。ほかには、余分な皮脂を吸収してくれるような天然成分が配合されたミネラルファンデーションもおすすめです。過剰な皮脂でニキビができている時でも、刺激の少ないミネラルファンデーションなら、炎症を鎮静しながらメイクすることも可能です。
きれいに仕上げるためのコツ
オイリー肌の人は、メイクした時はきれいに仕上がりますが、時間が経つと皮脂が過剰に分泌されて化粧が崩れてきてしまうのが難点。そのため、メイクした時だけでなく、数時間後のことも考えておく必要があります。過剰な皮脂を抑えるには、最後にフェイスパウダーなどで仕上げるも効果的ですが、スキンケアの段階でしっかり洗顔して皮脂を取り除き、皮脂を吸収する化粧下地を塗るなどの準備をするのもいいでしょう。
ただし、洗顔のし過ぎや皮脂の取りすぎは、かえって分泌を促してしまう恐れもあるので、肌には適度な皮脂を残してあげるようにしてください。
▼混合肌のメイク法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
オイリー肌なら使いたい、おすすめファンデーションとスキンケアアイテム
まとめ
ファンデーションをきれいに仕上げるためには、肌質に合うタイプのものを選ぶことが大切ですが、メイクの前のスキンケアや肌に負担をかけない塗り方を知っておくだけでも大きく差が出てきます。まちがった方法を続けていると、余計に肌の状態を悪化させてしまうかもしれないので、自分の肌質をきちんと理解して最適な方法を選ぶようにしてみましょう。
佐藤 優月
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